千年に一度の巨大地震と巨大津波に見舞われた災厄の年が明けました。未だに3400人以上の尊い命が不明のままであり、決して「明けましておめでとう」とは心から言えない心境の元旦の朝です。今朝の松本は、曇り空の天候であるため、残念なことに、白銀に輝く北アルプスを臨むことはできませんでした。
  我が家の昔からの慣わしは、元旦早朝に、近くの横田神社に初詣し、隣接した祖先の墓地にお参りにいくことでした。小学生の頃は、祖父や父と一緒にこうした元旦の行事をすることが楽しみで、厳寒の中、新年から気持ちを引き締めることがとても精神の健康には良かったと思います。帰宅すると、年賀状が届き、お年玉をもらい、衣類は新調してもらい、それはそれは子供にとって嬉しい日々でした。時代が変わり、今では、こうした慣わしも薄れてしまったようです。また、核家族化が進んでしまったせいか、子供達がコタツで暖をとりながら、花札やトランプなどの遊びを一緒に行うこともなくなってしまったようです。地域の文化が伝承されていかないのは、本当に悲しく残念なことです。
 さて、今年の干支は「龍」です。天に昇る龍のように、皆さんに飛躍に満ちた年が訪れますようにと祈念したところです。また、身近な社会問題として、ぼくが一番解決してほしいことは、いかに悪化した自然環境を改善するかについてです。少子高齢化や国の財政難、あるいは失業者の増加、格差の是正、食糧難や資源の不足など、政治的な諸問題の解決はもちろんですが、やはり地球温暖化といった世界的な問題の解決がもっとも重要な課題のように思えてなりません。この地球規模の問題を解決できれば、自然災害は減少し、農業や漁業への悪影響も減ってくるからです。 
地球温暖化の阻止を促していくためには、いかに自然エネルギー資源を活かす方法を導入するかがポイントになります。可能性のある自然エネルギーには、太陽光や風力、地熱、水力などに加え、雪氷熱や温泉熱なども候補に挙げられています。こうした再生可能なエネルギーをいかに効率的に活用し、従来の石油や石炭あるいは原子力によるエネルギーから脱却していくかがグローバルにみたときの地球環境を守ることに通じるものと思います。また、昨年の東日本大震災にともなって発生した福島原発事故を教訓に、自然エネルギー対策を国レベルでしっかり講じていってほしいものです。多くの人々を不幸のどん底に落とし入れた事実がある限り、原発に依存しない世の中をつくることが、真の意味で「人類の智」であるとぼくは思います。 
初春に当たり、今年の健康と幸せをお祈りすると同時に、今年こそ自然災害の少ない穏やかな年になってほしいと強く願う元旦の朝でした。加えて、被災地の復旧と復興が1日も早く実現し、希望の心が被災者の方々に再び導かれるようにお祈りした朝でした。




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